原文: %.2f in Python – What does it Mean?
Python では、データ型をフォーマットするためのさまざまな方法があります。
%f
フォーマッタは、主に浮動小数点数 (小数を含む数値) を書式設定する際に使用されます。
%f
フォーマッタを使うと、浮動小数点数を切り上げたときに返される小数点以下の位を指定することができるのです。
Python で %f
フォーマッタを使用する方法
このセクションでは、%f
フォーマッタの使い方と、異なるパラメータを使うことで、違う結果を返す使用例をいくつか紹介します。
最初の例は次のとおりです。
floatNumber = 1.9876
print("%f" % floatNumber)
# 1.987600
上の例のように %f
を使用すると、数値に 2 つのゼロが追加されました。しかし、特筆すべきことは何もありません。結果の値を変更するために他に何ができるかを見ていきましょう。
%f
フォーマッタは引用符で囲んでネストする必要があり、フォーマットする浮動小数点数とはモジュロ演算子 (%) で、"%f" % floatNumber
のように区切らなければなりません。
他の例もみてみましょう。
floatNumber = 1.9876
print("%.1f" % floatNumber)
# 2.0
上記のコードでは、%f
演算子 % と f の間に .1 を追加しました。これは、数字を小数点第 1 位まで切り上げることを意味します。
% と f の間に渡した数字の前にあるピリオドまたはドット記号 (.) を省略すると、最初の例と似た結果が得られることに注意してください。
例で得られた結果は、1.9876 が小数点第 1 位まで切り上げられて 2.0 になったものです。
%.2f
を使うとどうなるかみてみましょう。
floatNumber = 1.9876
print("%.2f" % floatNumber)
# 1.99
予想どおり、浮動小数点数 (1.9876) は小数点第 2 位に切り上げられ、1.99 になりました。したがって、%.2f
は小数点以下第 2 位に切り上げることを意味します。
コードを使って、フォーマッタで数値を変更すると何が起こるかをいろいろ試してみてください。
Python で %d
フォーマッタを使用する方法
Python で浮動小数点数に使用できるもう 1 つの書式設定方法は、%d
フォーマッタです。これは浮動小数点数の整数部分を返します。
以下はその例になります。
floatNumber = 1.9876
print("%d" % floatNumber)
# 1
上の例では、floatNumber = 1.9876
という浮動小数点数を作成しました。
floatNumber
変数が %d
を使用してフォーマットされたので、1 のみが返されました。
%d
フォーマッタは小数部分を無視し、整数のみを返します。
まとめ
この記事では、Python の %f
フォーマッタについて説明しました。これを使用することによって、浮動小数点数の位を指定することができます。
指定されたパラメータに応じて、%f
フォーマッタは浮動小数点値を指定された最も近い小数点以下の桁に切り上げます。
浮動小数点数の整数部分のみを返す %d
フォーマッタについても説明しました。
Happy coding!